今、ここにいるのは
なにがきっかけだったのだろうか。
この人と友達になって
この仕事を始めて
ここで暮らすようになって
そのきっかけは些細なことから
だったかもしれない
同い年だから
同じ部活をやっていたから
出身地が一緒だから
好きな歌手が一緒だから
飲み屋で隣になったから
何も考えずに
暮らしてきて得たなにかが
誰かとの出会いや何かが
今のことに繋がっている
わしが店を始めたのも
ある人にあおられたからだ
今思えば
あの人さえいなければ店を出すことも
なかった
大学を卒業して
それなりな企業に就職して
穏やかに暮らしていたかもしれない
でも今のみんなと出会うこともなかった
わしとしてはありがたい気持ちだ
けれどわしに出会って後悔してる人も
いると思うのでその人たちに言いたい
それはわしのせいではなく
店を始めるきっかけになった
あいつのせいだ笑
それは冗談で
きっかけにはなったものの
全ての道は結局自分で選んだもの
親が医者だから医者になった人も
いると思うが
それも結局は自分で選んだ道だ
今が辛いのも
今が楽しいのも
自分が選んだ道の結果だから
他人のせいにするのは
少しはいいと思うけど
やはり自分に責任があると
考えるべきだと思う。
今思えば大した選択ではない
姉がバスケをしてたから
おじいちゃんが高田馬場に住んでいたから
夜のバイト(店子)は時給がいいと思ったから
大したことじゃない何かのおかげで
今がある
袖触れ合うも多生の縁
(道ですれ違って袖がほんの少し触れる程度の
ささやかな出会いであっても
それは前世(過去生)からの深い因縁によるものだ)
以前、店で営業してる時に
五人くらいで会話をしていて
その中の仲良い人が面白いことを言って
わしは爆笑してたのだけど
他の四人はキョトンとしてて
二人だけずっと爆笑してて
多分,彼らは理解できてなかったんだと
思うけど
そういう価値観も含めて
合う合わないってあるんだろうなと思う。
同業で仲良い人って誰ですか?
ってよく聞かれて
ほんとに少人数しかいなくて
そもそも群れるのが好きじゃないし
正しい正しくないじゃなくて
「今」しか考えてない人が多い気がして
それはそれで素晴らしいことだし
羨ましいのだけど
わしとは生き方とか考え方が違っていて
もっと外をみていたい
もっと広い視野で生きていきたい
起きて働いて寝て
起きて働いて寝て
こなすようになっしまった暮らしを
自分への戒めの日記として
書いておきたいと思ってこれを書いてます。
大したことじゃないこと。
これがきっと大切なことなんだろうな
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