—誰とも比べず、失敗を前に進む力に変えていく推進力はこれから生きていく上でとても大切な要素ですよね。
しかし、「それがなかなかできない」という方も多いと思います。仕事や学校や職場、悩み立ち止まっているような方たちに何かメッセージを伝えるとしたら?
そうですね、私は今考えると、とても特殊な子だったと思います。勉強はせず、授業中も絵を描き、教科書や机は落書きだらけでした。
だから究極言ってしまうと、何かやりたい事があるのならそれに集中したっていいのではないかと思います。それは居場所が無い場合だけでなく、楽しく過ごせている場合でさえも、他に本当にやりたい事があるのだったらそれにまい進するのもひとつではないでしょうか。
例えばね、私の息子は魚オタクで、とにかく魚の事で頭がいっぱいなんです。だから山村留学という事も考えます。何かがとにかく大好きで、それが本当にやりたいんだったら、勉強と切り離したところで好きなことを体験して、学んで、打ち込む、というのも人生の学びのひとつではないかと思います。
—最近は変わってきていると思いますが、それでも違いを良しとしない風潮はありますよね。個性や自分の考えを持ち、グローバルに活躍するようにと言いながら、人と違う行動をとる事が嫌煙されてしまうのは、違いに対しての恐れのようなものなのかもしれませんね。
そう、それっておかしいよね!自己肯定感が低い子が多くなってしまうような今の教育は悲しくなってしまいます。
私自身が勉強をきちんとしてきてたわけではないので、あくまでも自分の感覚でしか言えませんが、やりたいことがあるなら、早くからそれに触れていたって良いと思います。「自分を大切に、自分に正直に生きること」と、好きな事をやるのも「自分で判断して、自分で決める」ということが大切だと思います。
追い込まれて自分を傷つけてしまったり、死んでしまいたいと思ってしまうくらいなら、そこでみんなと同じことをし続ける必要はないと思います。色んな生き方があって良いと思う。
—本当にそうですよね。生きることは、人と同じことを同じようにする事では無いんです。迷っている時こそ、自分を大切に自分を信じてあげたいですね。
絵子猫さん、最後に今叶えたい夢について教えてください。
海外で受賞して、着物を着て授賞式に出席したいですね。
まだ何も応募していないんですけどね。笑
—現在、上海、台北など、アジア諸国でご活躍されている絵子猫さん、受賞式で着物姿を見られるのもそう遠くないのではないでしょうか。楽しみにしています!ありがとうございました。